RubyKaigi 2023に行ってきたよ
まつもと最高でしたね。
自分の講演
Learn Ractorというタイトルでお話しさせてもらいました。楽しんでいただけたでしょうか。
Ractorを使って高速化した事例の紹介です。
今年の内容については、DICOM文字列(ISO/IEC 2022のサブセット)ネタにするかギリギリまで迷ってたのですが、 去年のRuby Committers vs The Worldで_ko1から振られていやーな感じのコメントをしてしまったこと気にしていたのもあり、concurrencyネタにしました。
ストーリーは、ライブラリの仕様と仕様から類推する実装に則って書いたら速くなったよ!という話です。 どなたかのツイートで向かないところにRactor使ってて困っているのを見て、Ractorと利用者のそれぞれが不幸だなあと思ったのでした。
スライド作ってて思い出したんだけど、前世紀、当時draft版だったpthreadを調査したことあったんだよね。 スレッド、外から止めるのもめんどくさいんだよな、とかjoinってああいう意味だよな、とか割り込みサービスルーチンでやっていいことはこれだけだったよな(pthread関係ないけど)、とか、このとき覚えてたのかも。すっかり忘れてた。
concurrencyはそこらじゅうにあるぞ、の他に、実行コンテキストに割り込まれたことを伝えるのはめっちゃ難しいぞネタもありましたがストーリーがごちゃごちゃになるので没にしました。 没スライドの一部はfanboxでも見られます。
講演で紹介したポケカのデッキ検索システムはこちらです。シティリーグの分析も見られるよ!
数日前からTwitterからのデッキの取り込みが動かなくなりました。Free枠ではTwitterのAPIがめっちゃ制約されているためです。
100USD/monthをどうにか手に入れてTwitterからの取り込みを再開したいなあ。 支援してくれる人を待っています!
フィードバック
会場ではフィードバックをあまりいただけませんでした(みなさんそれぞれ楽しんでいる感じだったし)が、day 3の須藤さんの講演中にほめられたて、非常にうれしかったです。
day 1 party
パーティーで何度か「なんかかわったひと」「なんかすごいひと」と紹介されて、うれしかったです。で「どうすごいんですか?」という質問に「さあ...(もごもご)」と答える様子が、みんな正直なんだなあと思いました。
エオンタ
day2の夜はjazz喫茶に連れて行ってもらいました。ひとりでは入れない未知の世界でした。あんなにいろんな音が聴こえるのだなあ。 id:miwa719 が勇気をだして「waltz for debby」をリクエスト。聴き慣れた音源をかけてもらうと違いがわかると中内さんにそそのかされたからです。 マスターに「A面ですか?」と聞かれて、はっとしました。レコードだもんね。
dRuby 25th / suzuri
来年はdRuby 25周年なので、suzuriさんにお手伝いしてもらってジップパーカーを作りました。
suzuri.jp
信藤三雄さんのピチカートファイブのジャケットを真似したくてsvg(を書くerb)で試行錯誤して作りました。
当初はランダムなサイズのドットで構成したらかっこいいと思って試したけど、最終的に全部同じ大きさのドットになりました。
https://www.druby.org/drb25study.html
AirTag
AirTagが役に立つ場面なんてないだろう、と思ったらいきなり活躍しました。財布をクルマにおいたままホテルのタワーパーキングに入れてしまったのだけど、すぐに気づくことができました。 役に立たない方がいいけど、役に立ってよかった。
宣伝するもの
宣伝するものが特に思いつかなかったのでwishlistを貼っておこう