マイク以外の機器を繋いでDiscordに出力する話だよ
部屋を片付けていてKORGのWAVEDRUM miniを発掘しました。 ずいぶん前にドラマーな人と小旅行をするときに、渋滞QoLを高めるために買ったもので、電源を入れたらまだ音がなるのでうれしくなったのでした。
KORG 電子ドラム パーカッションシンセサイザー WAVEDRUM Mini WD-MINI-YL イエロー
- 発売日: 2013/06/23
- メディア: エレクトロニクス
ちょうどDiscordでしゃべる機会があったので、銅鑼の代わりに使えないかなと思ってやってみたメモです。
物理的な準備
つかったもの。
- MacBook Pro
- MD-MINI
- シールドケーブル
- iRig2
- EarPods
- Yeti Nano
MacBook ProとWD-MINIはシールドとiRig2を介してイヤフォン端子で繋ぎます。iRig2のヘッドフォン端子に、モニター用としてEarPodsを接続。Bluetoothだと遅延が気になるのでモニターは有線にしました。 これでmacOSからはWD-MINIを「外部マイク」、EarPodsを「外部ヘッドフォン」と認識されます。 WD-MINIをテーブルのすぐそばにおいて、クリップをイスの肘掛けにつけます。クリップは振動を処理して音にしてくれるので、肘掛けを叩くと効果音が鳴らせます。便利。
音声用のマイクはいつものYeti Nanoで、USBで接続します。macOSからはそのままの名前「Yeti Nano」で認識されます。スピーカーからDiscordの音声を鳴らすとハウリングするかもしれないので、スピーカーからの出力はなしです。(EarPodsのみ)
なお、今から買うならこれが似た製品だよ。
KORG 電子ドラム クリップドラムキット CLIP HIT クリップヒット
- 発売日: 2014/09/13
- メディア: エレクトロニクス
ソフトウェアの準備
LadioCast
仮想のミキサー。
「外部マイク」と「Yeti Nano」の入力を混ぜて、仮想オーディオデバイス「BlackHole 16ch」に出力します。BlackHoleは後述。 WD-MINIの音はモニターでも聞きたいので、「外部ヘッドフォン」にも流します。
BlackHole
仮想オーディオデバイスを作るソフトウェア。
Discordの設定
入力デバイスをLadioCastの出力である「BlackHole 16ch」に設定します。これで、WD-MINIとマイクの音声を混ぜたものをDiscordに流せます。 出力デバイスは「外部ヘッドフォン」つまりEarPodsです。Discordは自分の音声は出力デバイスに出力しない(よね?)ので、自分以外の音声がここから鳴ります。 LadioCastでもWD-MINIの音を外部ヘッドフォンに流しているので、Discord側の出力と混ざって聞こえます。
その結果、自分の音声は肉声で聞こえ、Discordからの自分以外の音声はEarPodsから、効果音は遅延なしでEarPodsから聞こえるようになりましたとさ。
はまったこと
たびたびmacOSのオーディオデバイスが見えなくなることがありました。とりあえず再起動するのが吉。たいてい復活します。
しゃべる機会
Discordでしゃべる機会っていうのは以下のブログの件です。たのしい時間だったな。