この記事は、とちぎRubyの勉強会が主催するイベントの設計と実装についてのメモです。
おもに直近に行われたtoteka04について述べます。
設計の指針
遠くに住んでいるみなさんをとちぎにお招きし、会話を楽しむことができたらいいなあ。
トークする側と聞く側、という関係だけではなく、参加者・スタッフ全員が対話する関係を築きたいと考えています。
コンセプトは「サロン」です。
指針、価値、toRubyイベントのらしさを表現するものとしてサロンという言葉を認識したのはtoteka03でした。
プラクティスの良し悪しは「サロンぽさ」が根拠になります。
テーブルなし
講演者と参加者の距離をできるだけ近づけるため、参加者の前にテーブルを置きません。多少不便があると思いますが、がまんしてね。
今回は席間の移動を考え、イスとイスの間の空間をすこし多めにしました。
猫廼舎さんのコーヒーを提供したとちぎRuby会議06では、テーブルをイスの前ではなく横に配置しました。これも講演者と参加者の前にモノを置かないためのプラクティスです。
荷物置きテーブル
「テーブルなし」にしたため、手荷物を置くためのテーブルを壁際に用意しました。荷物置きテーブルはイスはありません。
PCへの配慮
「テーブルなし」とも関連しますが、PCを利用する人への支援は手薄になっています。今回は主に講演準備の方のための電源を少し用意しました。
ツダるより、対話を!というほど強い意図はありませんが、参加者の皆さんには不便があったと思います。ごめんなさい。
お菓子(おみやげ)置き場と飲み物
毎回、たくさんのお土産をいただいています。ありがとうございます。
飲み物とお土産のためのスペースを後方に準備します。休憩時間の対話を促せるのではないかと期待しています。
ゴミ袋も一緒に置きます。
飲み物用の紙コップと、紙コップに名前を書くためのペンを一緒に用意しています。名前を書いてもらうことで、紙コップの紛失を防ぎます。
タイマーシステム
とてか01でプログラムの時間を守れなかった反省から、積極的なタイムキープをみんなで行います。
各プログラムごとの残り時間を表示し、残りが0秒になったら全員で拍手します。
これは招待講演中であれ、質疑応答中であれ、どのような状況でも行われ、そこで強制終了となります。LTの銅鑼の気持ちいいやつですね。
タイマーシステムの紹介と拍手の練習を開会時に行います。
前座イベント
参加者のみなさんの声出しの練習として、前座イベントを行います。(toteka03, 04では293本の朗読会)
会場設営の時間にはブレがあり、受付、開演までの時間がまちまちなので時間調整にも使えます。(余裕を持っているのでたいてい早い)
もちろん、プロジェクタやマイク、照明などの確認もできます。
書籍プレゼント
最初のとちぎRuby会議に参加していたツテで、オライリー様、オーム社様に毎度プレゼント書籍を提供していただいてます。ありがとうございます。
今回のtoteka04では翔泳社様も提供いただきました。
(いつも @inao さんにお願いするの忘れちゃう)
プレゼントを配るタイミングで参加者の皆さんからひとこともらったり、スタッフと会話をしたり、書籍プレゼントも会話を促すために利用します。
移動できるパーティー
懇親会などのパーティーは、ビュッフェスタイルにして歩き回れるようにします。
ビュッフェスタイルは自然といろんな人とすれ違うのでおすすめです。
また、早く食べ終わってしまったり、講演を聞いて昂ぶってしまった人がスライドを使って講演できるようにしてあります。
全員発言
いつもできるだけ多くの人に発言してもらいたいと思っています。toteka04では初めての試みとして、全員からコメントをもらうようにしました。
人数が多く、時間が見積もれないため、スライドを利用して話す人とスライドなしで話す人の順序を工夫して、スライド接続中にコメントをもらうようにしました。
パネル
パネラーの意見をメモする会、ではなく、全員がパネラーのように考える時間を作りたいと思いました。チョットデキルパネルに関してはmiwa719がいつか説明します。
パネル内もお題ごとに時間を区切り、ひとつのネタに集中しないようにしました。
また、最初に全てのお題をスライドに表示して、ほんの少し考える時間を増やしました。
つづく
まだいっぱいあるような気がするけど、今日はここまで