@m_seki の

I like ruby tooから引っ越し

だいたいフォント感を身につけたい

Mdnの絶対フォント感特集

大昔はMac系で、いまはデザイン系の雑誌(たぶん)のMdNの「絶対フォント感を身につける」特集、以前から気になっていました。最近、ポプテピピック特集の紙の本を買った時、kindle unlimitedで読めることに気づきました。お得!

検索してみたら、三冊もあったのねー。

 

これは楽しい。今は鉄道各社のフォントの紹介(使用フォント名も書いてある)を読んでます。あー、いろんなフォント欲しいなあ。

kindle unlimited、MdN読むだけでも元が取れたなー(端末代も考えると紙の方が安いけど)

 

なお最新号はポプテピピック特集。

 

 

 

 

DockerでdRubyしたって言っても、そんなにいい話じゃない

なんでDocker...

Dockerの中のirbdRubyしてほかのコンテナと通信するのと、いつもの複数プロセス、複数マシンでやってるdRubyプログラミングとあまりにも違わない。(複数ユーザーにしてユーザー権限でいろんなサービス動かすとそっくり
なんで今さらDocker...。

いい話にすり替える

さっきの実験ではゼロコンフィグ風だったけど、さらにゼロコンフィグ感高めたい。

Ringを思い出す

dRubyが標準添付になるどさくさに紛れて、rinda/ringというルックアップサービスを入れた。dRuby本を書くケース以外の利用例を見たことがないが、今日こそ使ってみたい。
Ringは主に二つのパートからなる。一つは、ネットワーク上のRindaのタプルスペースを公開する/探索する部分。もう一つは、タプルスペースをネームサーバーと見立て、そこにサービスとその場所(URI)を書く/自動的に消す部分である。たぶん。

RingはUDPを使ってブロードキャストを行うので、Ring用のタプルスペース(RingServer)は実質的に一つのマシンに一つだけ生成できる。PCが一台しかないと実験しにくいが、Dockerを使えばいい感じ!

タプルスペースを公開する

dRubyを動かして、タプルスペースを作って、RingServerを作れば公開完了。

$ docker run -it test/ruby
irb(main):001:0>   require 'rinda/tuplespace'
irb(main):002:0>   require 'rinda/ring'
irb(main):003:0>   DRb.start_service()
irb(main):004:0>   ts = Rinda::TupleSpace.new
irb(main):005:0>   Rinda::RingServer.new(ts)

じゃあもう一つ別のコンテナで検索する。

$ docker run -it test/ruby
irb(main):001:0> require 'rinda/ring'
irb(main):002:0> DRb.start_service
irb(main):003:0> finger = Rinda::RingFinger.finger
irb(main):004:0> ts = finger.primary
=> #<DRb::DRbObject:0x00005629551a1da8 @uri="druby://172.17.0.2:40721", @ref=47391105262580>

ひょー。見つかった。操作できるぞ。*1

irb(main):005:0> ts.write(['hello', 'world'])
irb(main):006:0> ts.read(['hello', nil])
=> ["hello", "world"]

最初のコンテナでもreadしてみる。

irb(main):006:0> ts.read([nil, nil])
=> ["hello", "world"]

おー。ふつうだ!

コンテナ同士がお互いのIPアドレスやポート番号を別の人間などが教えあうことなくつながったんだけど、面白さわかる? *2


サービスをネームサーバーに登録する

今回はなし。使い方は以下のページにあるが、CFP的にそっちには行かない予定。

http://www2a.biglobe.ne.jp/seki/ruby/d208.html

TODO

絵を描かないとなんの話かわかんないなー。
一度下書きをロストしたら、二度目はかなり投げやりな感じになってちょうどよかった。

なお、ロストしても投げやりにならないように、スライドスポンサー募集してます!

恒例!スライドに名前を入れる券 2018-2019
The right to put your sticker on my MacBookAir, again.

*1:ちなみにfinger.primaryは最初に見つかったやつをキャッシュして返すけど、lookup_ringを使えば都度検索できるぞ!

*2:UDPのポート番号は固定だからちょっと嘘がある

DockerでdRubyするために数年ぶりにcommitした、いい話

なんでDocker...

不本意な事情でDockerを調べる時期と、RubyKaigiのCFPが重なった。
CFPのころは集中して作業できてたんだけど、旅費のための再演とかでぶっつり中断しちゃってた。

このエントリーはDockerの入門とかそう言うんじゃなくて、中断しがちな自分の作業を再開するときのための日記。

なお、こういう中断しなくてもすむように、スライドスポンサー募集してます!

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最初の実験

最初にどんな準備したか忘れちゃったので、もうDocker動くようになったあとのメモ。
rubyのイメージを起動するとirbが動く。

$ docker run -it ruby
irb(main):001:0> 

へー。シェルが動くのかと思ったら、だいたい合ってた。じゃあとりあえずdRubyしてみよう。

irb(main):001:0> require 'drb'
=> true
irb(main):002:0> DRb.start_service(nil, {}); DRb.uri
=> "druby://0b0be9d41935:34963"
irb(main):003:0> 

えー。このURI("druby://0b0be9d41935:34963")は気に入らない気がする。URIを省略したとき、ホスト名を補うからか。

きっとDockerの起動方法とか工夫したらうまくできるんだろけど、カジュアル層にはめんどくさい。

次のターン

こんなユーティリティー作れば良いんだろうな。

def make_drb_uri(port=0)
  name = Socket.getaddrinfo(Socket.gethostname, nil)[0][3]
  "druby://#{name}:#{port}"
end

実際にやってみた。

$ docker run -it ruby
irb(main):001:0> def make_drb_uri(port=0)
irb(main):002:1>   name = Socket.getaddrinfo(Socket.gethostname, nil)[0][3]
irb(main):003:1>   "druby://#{name}:#{port}"
irb(main):004:1> end
=> :make_drb_uri
irb(main):005:0> require 'drb'
=> true
irb(main):006:0> DRb.start_service(make_drb_uri, {}); DRb.uri
=> "druby://172.17.0.2:45267"

IPアドレス表記になったぞ!しめしめ。

数年ぶりのcommit

これを.irbrcに書いてDockerfileでCPすれば良い。ってところまでやって、drb/drb.rb直すべきだなって思ってしまった。
久しぶりに読んだらgetaddrinfo使うなど、どなたかいろいろ直してくださったみたいでどこを改造したらいいかわからなかったけどなんとかなったと思う。
ChangeLogがなくなってから初めてのコミットだったかも。(k0kubunさんをコミッタにコミットしたのはあったか)

でまだそれが含まれたイメージはない(作り方よくしらない)のでHEADのlib/drb/drb.rbをローカルに持ってきてコピーした。

Dockefileはこう。

FROM ruby:2.6-rc
COPY drb.rb /usr/local/lib/ruby/2.6.0/drb/
$ docker build -t test/ruby .
...
$ docker run -it test/ruby
irb(main):001:0> require 'drb'
irb(main):002:0> DRb.start_service(nil, {}); DRb.uri
=> "druby://172.17.0.2:39415"

よしよし。きっといつか、.irbrc作らなくてもrubyのイメージを使うだけでよくなるぞ。

最初にやりたかったこと

二つのターミナルでrubyコンテナを起動し、それぞれのirbで対話的にdRubyを動かしていちゃいちゃする。

### Terminal A
$ docker run -it test/ruby
irb(main):001:0> require 'drb'
irb(main):002:0> inbox = {}
irb(main):003:0> DRb.start_service(nil, inbox); DRb.uri
=> "druby://172.17.0.2:33215"
### Terminal B
$ docker run -it test/ruby
irb(main):001:0> require 'drb'
irb(main):002:0> inbox = {}
irb(main):003:0> DRb.start_service(nil, inbox)
irb(main):004:0>DRb.uri
=> "druby://172.17.0.3:35641"
irb(main):005:0> there = DRbObject.new_with_uri('druby://172.17.0.2:33215')
irb(main):006:0> there['greeting'] = 'hello'
=> "hello"
### Terminal A
irb(main):004:0> inbox
=> {"greeting"=>"hello"}
### Terminal B
irb(main):007:0> there['outlet'] = $stdout
=> #<IO:<STDOUT>>
### Terminal A
irb(main):005:0> inbox 
=> {"greeting"=>"hello", "outlet"=>#<DRb::DRbObject:0x000055f1db015248 @uri="druby://172.17.0.3:35641", @ref=47265107100840>}
irb(main):006:0> inbox['outlet'].puts('fire')   
=> nil
### Terminal B (操作するんじゃなくて"fire"が表示されてる)
irb(main):007:0> there['outlet'] = $stdout
=> #<IO:<STDOUT>>
irb(main):008:0> fire

いい話はどこ

ゼロコンフィギユレーションでdRubyできるよー、というのと、久しぶりにコミットしたのと、スライドスポンサー募集しているあたり。

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The dRuby Book: Distributed and Parallel Computing with Ruby

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