iBookG4 800にLeopardがインストールできないのはご存知の通りなんですが、それでもチャレンジしてしまう人がいるのもよく知られているわけです。
というわけでチャレンジしました。
作戦
iMacG5に外部ディスクとして接続したiBookG4にインストールしてみよう作戦。パーティションを作って解決する方法もあるみたいだけど、めんどうなのでLeopardが起動するマシンを経由してインストールします。
やり方
- iBookを「T」を押しながら再起動して、ターゲットディスクモードにする。
- FirewireのケーブルをiMacと繋ぐ。
- とりあえず、ホームディレクトリをまるごとコピーしてバックアップ。
- iMacにLeopardのDVDを入れて、インストーラを起動。ダイアログに従ってiMacを再起動する。
- iMac上のインストーラで外部ディスク(つまりiBookG4)を選択。
ここで問題がありました。上書きインストールを選んだのですが、私の場合にはOSは起動するけどloginできない状態になってしまいました。この後、アーカイブインストールも選んだけど、結局loginすることはできませんでした。で、どうしたかというと、泣く泣く新規インストールを選びました。
- 新規インストールを実行。
- わりと待つ
- インストーラの最後で再起動するので、適当なところでFirewireを抜く
- iMacは外部ディスクから起動しようとするので起動に時間がかかります。不安になったころ起動すると思います。
- 起動したらシステム環境設定で起動ディスクを内蔵ディスクに設定して終わり。
- iBookG4をふつうに再起動してLeopardが起動するのをじっと待つ。
- 運が良ければインストール終了
その後、iMacからバックアップしたデータを取り出すなら、ネットワーク経由かFirewire経由で転送します。私はiMacをターゲットディスクモードにして起動し、iBookにホームディレクトリをコピーしました。iMacをターゲットディスクモードで起動するとずっとファンが全開で動作するので、その轟音に驚かされます。恐怖しながらコピーしてください。
新規インストールからの復帰
Mailの設定や、SafariのブックマークなどはiMacと.macのシンクで復帰したのですが、Mailのspamフィルタの学習結果は引き継げなかったので再教育することになります。これは思ったよりもつらい作業です。いまだにメールが実用になりません。
.sshなどのdotファイル群は旧ホームディレクトリから戻して大丈夫でした。
旧iBookG4で必須の二つのツールに、デュアルモニタを可能にする「Screen Spanning Doctor」と、二本指スクロールのドライバ「iScroll2: Two-Finger-Scrolling for pre-2005 PowerBooks and iBooks」があります。
前者はLeopardでの動作を確認しました。後者は怖くてまだ実験してないのだけど、誰か試した人いないかなあ。
追記
0.29からLeopardでうごく気配 > iScroll2